16.現場でみるマーケティングミックス

現場でみるマーケティングミックス

元広告代理店の miyuki です。


高級栗ぜんざいを具体例であげました。

さて、続きです。その後どうなったのでしょうか?

この高級栗ぜんざい、とても質のよい高価なものですが、
地元スーパーと地元商店街で販売スタートさせました。


やはり
残念ながら芳しくない売上でした。


失敗した理由はもうおわかりですよね?


販路です。
売る場所の設定ミスです。

売り場買い場ともいいます。


苦労してMDの方たちが全国歩き回って資材集めて、
老舗のプロが調合したぜんざいたちが売れずに埋もれてしまいました。

ほかの安価なぜんざいに埋もれたためにこの高級栗ぜんざいの価値はお客に伝わらず

ただ高いだけのぜんざいになってしまいました。


世の中のしくみとはこういうものなのです。

おいしいからだまってても売れる、そんなわけありません。

おいしいからだまってても売れるならば
メーカーは高額なお金をだして包装をきれいにしたりTVCMしたりしません。
  

商品のポジショニングをしっかり定め購入者が商品を購入して
客先にもっていったイメージをふくらまし湧き立たせたる演出が必要となります。

日配品などを売るスーパーではイメージを膨らましきれません。

この場合、百貨店や駅などが適した場所といえるでしょう。
百貨店、駅のお土産コーナー、ギフトコーナーに置いてもらう交渉を
しなくてはいけません。
それから商品の包装もその売り場に見合ったものにしなくてはいけません。
人は見た目が8割といいますが、商品だって同じです。
その値段、質、場所に見合ったおめかしをしてあげて初めて購入者に
手にとってもらえるのです。

もっというなれば、複合的なディレクションが必要となります。
容量、金額、入数なども関わってきます。


すべてはバランスなのです。


ご自身の商品が売れない原因を探ってみることもおすすめです。
のちほど書きますが、消費者アンケートやトライアル(試供品)などで
反応をうかがってみましょう。

売れない理由はお客様が一番しっていますから。



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