わかりやすく簡単に、マーケティング・マーケティング思考で勝つ! no.67
元広告代理店勤務のmiyukiです。
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今回は就職先で親ともめているという方への実践版です。
就職先で親ともめているということを
大学生、高校生から聞くことがあります。
そんな学生さんにも読んでいただければいいなと思います。
マーケティング思考日常の実際
では、前回の基本を踏まえ、日常生活でどのように生かすか、です。
以前、以下のような相談を受けました。
状況の確認
大学生であるAさんが就職活動準備を始める時期です。
Aさんは地方大学の技術専門学部在学中で実家から通っていますが、
「社会勉強とさらなる資格取得および(専門分野の)実績を確保するため」地元をでて
(海外勤務も視野に入れて)東京で働きたいと思っています。
単位も落とさず順当に卒業見込みで、学業優秀な方に入るAさんが大学の就活担当に相談をすると日本の地方や海外に拠点が複数ある東京の大手企業へ入社試験はあるがほぼ推薦のような形で紹介できるとの回答をもらいました。
そこで親に「地元をでて東京で働きたい」と自分の意志を話したところ
猛烈な反対にあいました。
数週間後、また親に「やっぱり東京の企業に就職したい、勉強したい」と話しても
「だめだ」と言い放つばかり。
それでも食い下がると「卒業までの学費は払わない」「家から出ていけ」「承諾書はかかない」等、理不尽な事柄を突きつけられます。
ここまでが相談を受けた時点での状況でした。
いったん整理します。
1.目的は東京就職
2.現状は親が反対
(理由はこれから掘り下げます。)
ここまでわかりますね、次は戦略をたてるための事情を調べます。
戦略を練るための確認をします。
Aさんに本当に親の反対を押し切ってまで(説き伏せて)東京就職する強い意志があるか確認、親はなぜ反対しているのか確認します。
東京への就職は自分の技術アップ、実践経験アップのため何としても叶えたい。
地方ではなかなかある程度のレベル以上のものは難しいであろうと推測するとの回答。
また、親の反対理由は「地元が安心、親のそばが安心、東京へ行って将来地方にもどってきたときの就職先がない等々」とのことでした。
そこで、まずAさんの地固めをしていきます。
※私的意見ですが、成人しているのでそこまで親の説得が必要?と疑問です。
しかし、Aさんの親思いの優しさから親に賛成してもらいたいとのことでしょう
ということですすめます。
親がどうしても東京へ就職するならば学費を払わない、家に入れない、就職先の許可も
資金援助(新居探しや家電など生活準備品)しないと言ってるとのことなので、
現時点での残りの学費の補填方法(そもそも学費前払いなので脅しにしか捉えていない)、追い出された場合の住居確保、就職先の住居の確保は対応できるのか祖父母、親戚などに打診、確認してもらいました。
結果、実家通いから家を追い出された場合は祖父母の家に居候してもいいと祖父母の受け入れ許可をとってきました。また、就職先には寮があるようなので、あとは実際の移動費、不足の家電などをそろえるだけの費用も祖父母が就職祝いという形で出してくれるとのことでした。(祖父母もAさん親へ説得試みてくださったようですが、話をきかないとのことです。)
以上Aさんが自分で動いて調べたり許可をとってきたので本気だなと確信しました。
と、ここまでで、
目的
状況把握
ターゲット
が定まりました。いよいよAさんと戦略会議です。
そして戦略へ
Aさんへ(就担と相談の上)大手企業の全国支店の求人状況を確認してもらいました。
そうすると地元へ支店が最近新しくできて求人があるとの情報です。
Aさんへ親が「地元」に固執するのであれば、いったん地元支店へ就職するという手もありますよ。就職後はどこに配属になるか不明だけども親を説き伏せる突破口としては「あり」ではないかと相談しました。
もちろん、私だったら、親の心配は「親心」と受け止めて、それはありがたく思いながらも、祖父母の家へ居候し、バイトして、就職先の移動費やら準備費を稼いでとっとと就職してしまいますけどね(笑)
だって、自分のやりたい職業なんですもの。チャンスとばかりに波に乗っかっていきますけどね(笑)
はっきり言って、子離れしていない親が多すぎる。大学生なのに親の「就職許可証」がいるなんて開いた口が塞がらない。
Aさんに話を戻します。
親の毎日の「不機嫌さからくる無言」「話をきいてもらえない」「賛成してもらえない」「※嘘つき呼ばわりされる」など、精神的に参ってしまって、Aさんは東京行き(東京大手企業を)すっかりあきらめていたので、この地方支店への就職は暗闇に一筋の光明のように思えたようです。
注※)入学当初は地元で働きたいと言っていたそうです。ところが資格をとったり
勉強していくうちに自分の可能性を広げたいランクアップさせたいと思うようになり
東京就職を希望をしたという経緯あり。
戦術として
つぎは最終のどのように親へ伝えるか。
作戦としては、親の「地元へ就職してほしい」ここを囲いこみます。
親の口から再度、「地元(県内)へ残ってほしい」の言葉の引き出しに成功したら
あとは〇〇企業の〇〇(地元)支店の求人があり、そこへの応募をする、
そのために一時的に東京へ面接や研修でいくことはあるが働く場所は地元だ、と
ここをうまく話ができればほぼ作戦成功でしょう。
とはいえ、地元拠点は地元は地元なんですけど市外なので同じ県内ということを
Aさんには押し切ってほしいと思います。
あとは就職してしまえば転勤はあるでしょうが、時間をかけてAさんが
ゆっくりと「仕事の楽しさ」「仕事への誇り」などを親へお話をすればいいと思われます。
その後
数週間たち、Aさんから音沙汰がなく、どうしたのか気になったので
連絡をとってみると、
大企業の地方拠点に就職する方向で話がまとまりつつあり、もう大丈夫です!と
返答が帰ってきました。
本来は若いうちに都会の様々な洗礼を受けたほうがいいのにな、と内心思いますが、
もう、あとはAさんの考え方次第ですね。
そして、このまま大手企業へ就職し、技術力レベルアップすべく
人生をかけて誇りある仕事で悔いのないようつき進むことを祈るばかりです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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