11.マーチャンダイジング具体例(目からうろこの手法)
マーチャンダイジング具体例
元広告代理店勤務 miyuki です。
前回の記事
ではマーチャンダイジングの大切さを書きました。
今回、具体的に進めてみます。
例) ハンドメイドのぬいぐるみを売りたい!
ここで前にも書きました通り
1.誰に売りますか?
2.どこで売りますか?
3.なにを売りますか?
4.いくらで売りますか?
5.広告はどうしますか?
を決めなくてはいけません。
今回はあらかじめ「ハンドメイドのぬいぐるみを売りたい!」の目標があるので
上の3番は決定していますね。
では、誰に売りますか?⇒お子様向けのぬいぐるみは競争が激しいので、大人女子に手にとってほしいと仮に設定しましょう。
そこで 「今時の大人女子はなにに興味があるのだろう?」 をリサーチをします。
リサーチって。。。いったい、どこでなにをすればいいのか。。。
と悩みますよね。
それは ネット、雑誌、新聞の女性に関するすべての見出しを見ます。
そこで、実際に見出しを調べてみました。
<見出し>
「この夏はストライプ!がおすすめ」
「夏のドライブに着ていくおすすめジーンズ」
「蒸し熱い夜、寝苦しい夜の対処法!ひんやーり冷たい抱き枕!」
などなど、情報がたくさん!ヒントがたくさん!隠れています。
次に「このぬいぐるみを買う人のライフスタイル」の仮設をたてます。
(これは雑誌のモデルや身の回りの年齢に近い人を参考に。もっとビジネス的に探るのであれば消費者動向などのデータから推測)
<仮説例>~~~~~~~~~~
30歳代の女性、家庭をもち、仕事をもち、手料理もするが夏はカフェで涼むのも好む。
夫は3歳年上で、子供はまだいない。
アロマや植物など癒されグッズに最近は興味がある。
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このように仮説をたてたなら、自分のぬいぐるみがそのライフスタイルの女性のそばに
おいてある状態を想像できるのか?を考えます。
もし、不足を感じたり、いまいちピンとこない場合は
はじめに調べた女性誌のタイトルからヒントをもらいつつ
売りたいぬいぐるみを進化させていきます。
ストライプが流行るのなら包装用紙やぬいぐるみの首のリボンや
着衣を夏場限定バージョンでストライプにしよう
おしゃれな編み籠バッグなどに入れてカフェにもっていっても
恥ずかしくないようなイメージで広告をしよう
アロマをしみこませた紙やアロマ瓶を入れて歩けるようにぬいぐるみにポケットをつけよう
などとターゲットの好みにちかい商品にくみなおします。
そうして進化させたハンドメイドぬいぐるみを商品化していきます。
そうやってできあがったを商品を「いちおし」として商品棚の一番前に置きます。