39. 必読!誰も教えてくれない広告戦略の手法。販促・広告戦略~メディアミクスとは~

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前回の広告戦略でメディアミクスというフレーズがでてきましたので

メディアミクスとはなにかを書きます。


メディアミクスの考え方は以前の記事マーケティングMIXと同じです。
時と場合により広告手段を変えることです。

広告が消費者に届く時間は顧客のABCDでも書いた通りまちまちです。
それを包括しつつ展開していきます。

メディアといっても多岐にわたります。
販促、広告に携わっているプロには当然のメディアですが、
おおよそみなさんが考えているメディアの認識からは目から鱗の内容をお伝えします。



§ それぞれのメディアの特性

・テレビ・ラジオ

一方的に消費者に訴えかけるものです。ターゲット以外の消費者へも届きますが、
広域に展開できるので空からちらしをばらまくイメージです。
(顧客分類の)A~D客に届きます。

・ちらし

必要としている人が手にとります。戸別配布で広範囲にばらまきます。
A~D客に届きますがエリアが絞れます。

WEB広告(動画広告含む)

ターゲット層をある程度絞り込め、消費者が関心のある広告が提供されます。
したがって企業が予想だにしないターゲットにも届く可能性もあります。
違う表現をすると新規顧客ゲットにつながる可能性があります。

・公式HP、メルマガ、メーリス

自社のファンの方が主に訪れるページです。A,B客狙いです。

DM

A客狙いに使えます。コアなファンに日頃の感謝企画などで集客。
以上が広告費多い順に挙げました。

・ハウスオーガン(会員誌、社内報)

コアファンをフォローするもの。企業のコンプライアンス順守、
CSR(企業の社会的責任)活動の報告。
ステークホルダーへの収支報告、社員のモチベーションアップなどの目的もある。

§ その他広告の特性

・屋外看板・電柱広告・立て看板

屋外型広告です。日頃消費者に目に触れるようにしておき
「いつかご入り用になったときに思い出してください」的な広告です。
消費者の記憶に残す広告です。

・電車内吊り広告、駅構内広告、電光掲示板、ラッピング車

イメージ広告です。必要な人に必要な時に目に留まることを意識した長期広告戦略です。インパクトを狙って短期集中で大型のラッピング車(電車、飛行機なども)で
街中を走らせたり駅構内で大きなスクリーンに俳優の顔を掲載する手法もあります。

・社用車、社用封筒、名刺、ユニフォーム、ヘルメット、包装紙

主に企業のイメージ広告です。社用車に安全運転第一などとともに社名を入れると
「安全運転を心がけている企業なのだな」と認識してもらいやすくなります。

CMソング(商品、ブランドイメージソング)

最近はあまりきかなくなりましたが、
「♪う~みの声がききぃーた~くて、かぜの声に~」
「♪さかなさかな~さかな~をたべーると~」
「♪いとうにいくなら~はとやぁー、は~と~やに決めた♪」
など、何度も流しているうちに消費者の耳に残しイメージアップまたは
親近感アップしブランド認知をさせ再生想起を狙います。

§ タイアップ、取材されることにより商品や企業の社会性を保証してもらう

・新聞やテレビのパブリシティ

新商品紹介、企業紹介を記事や放映してもらうことにより商品や企業の安全性の
バックアップを図ります。

・大学教授、著名人とのタイアップ

社会的に信用のある著名人と対談、取り上げてもらうことにより
商品の信用度アップを図ります。


§ 結局のところ、メディアミクスとは

ざっくりこんな感じです。細かく書くともっと手法やありますが、
これらの広告戦略をミックスし相乗効果を狙います。

実際に広告戦略を立てる際のイメージとして
商品を消費者に購入してもらうプロセスは
空から投下、つまり広告を巻き(TVCMなど)
今度はエリアをしぼり短期セールのチラシをまき
(ネット産業はネットのオプト広告など)、
売り場ではPOPなどで商品を利用した際の効果を謳い、
試飲のマネキンが「ジュージュー」と焼肉やいて試食させ
「さわやかな喉越しシュワ~」などといいながらチューハイを試飲させ、
シズル感を演出し現品接触を促します。


さらには、主要商品のそばに関連商品(関連陳列)を配置し
ついで買いを促し売り上げアップを狙う、こんな感じです。


§ 広告効果は本当に測ることができるのか

広告はすべてが商品を売るための団体戦なのです。
どれか1つだけ単独使用では売り上げに限界があります。

チラシだけ、テレビCMだけで売り上げ効果が単純に測れないというのは
こういう理由からきています。

「チラシ効果を測定して貴社に適した提案をします」などという広告会社は
販促の仕組みを理解していないかもしれません。

販促を理解していれば企業側も広告戦略年間計画をたて、
メディアミクスにより強弱をつけ、より効率的に広告経費の配分ができるでしょう。






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