41.顧客:マーケティング心理学~「影響力の武器」とは?顧客を知るためには抑えておくべし
元広告代理店勤務のmiyukiです。
#顧客心理 #購買心理 #必読 #影響力の武器
モノを売るためには顧客の心理(マーケティング心理学)を
把握することが大切です。
広告はクリエイティブが100%だと思っているとしたら
それは間違いです。
クリエイティブ100%でモノが売れるのなら商業デザイナーは要りません。
広告(販売)に携わるデザイナーは私がしる限り(著名人除く)ほぼ自分の好きなような
designでは仕上げておりません。
すべて計算された構成と科学的根拠(心理学の裏付けなど)に基づいて創造されています。
もちろんクライアントカラーやクライアントの好き嫌いが反映されてくるので
こちらが熟考した心理作戦を盛り込んだ広告を提案したとて
採用されるわけではありません。
だから「広告(商売)はおもしろい」のかもしれません。
§「影響力の武器」人を動かす6つのアプローチを紹介
「影響力の武器」とは、アメリカを代表する社会心理学者である
ロバート・B・チャルディーニ氏が提唱する心理学に基づいたアプローチ方法。
同氏は著書「影響力の武器」で
人はどのように説得され、なぜ望まれた行動をとってしまうのかについて、
心理学的側面から分析・解説おり、
承諾誘導の戦術は大きく6つのアプローチ
(返報性、一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性)に分類できるとしています。
以下で紹介します。
返報性の理論
返報性の理論とは、人に何か施しをされた場合に、お返しをしなければならないと思う
何か受け取ったことに対して、なにかお返しをしなければと心理が動き
心理のこと。
スーパーの試食で本当は買う予定ではなかったのに
スーパーの試食で本当は買う予定ではなかったのに
「たくさんサービスして試食、試飲させてくれたから1つ買っとくか」
↑これです。皆さんも経験があるでしょう。
↑これです。皆さんも経験があるでしょう。
何か受け取ったことに対して、なにかお返しをしなければと心理が動き
購買に結びつく。
コミットメントと一貫性の原理
自分の決めたことに対して(コミットメント)最後までやり遂げるようとする心理のこと。
人は一度宣言したらもう止められない、一貫性を保とうとします。
営業や接客でもたびたび使われます。
フット・インザ・ドアやイエスセットと呼ばれるテクニックとして利用します。
これは
小さな承諾を(イエス)積み重ねことにより、
本命の承諾(イエス)を得やすくしようとするテクニックです。
社会的証明の原理
自分の考えが他の人の考えや行動に影響を受けることを言います。
お笑い番組で他の人の笑い声を聞くと「おもしろいのかな」と思い
つられて笑ってしまうというものです。
行列のできるラーメン店に(実際においしいかどうかはさておき)
なぜか群がる心理。
好意
人は自分を好きだと言ってくれる人に好意を感じたり、
自分の意見に同調してくれる人を好む傾向にある。
仲のよいお友達が勧めるから自分もその商品を購入してみた、という
経験が皆さんもおありでしょう。
ターゲットに「好意」を抱かせるようなアプローチをするのも
商品を売ることに有効です。
権威
肩書きや経験などの“権威”を持つ者に対して、人は信頼を置くことから、
権威づけを活用したアプローチ法。
●●大学教授推薦の本
●●(著名人)も愛用の化粧水
など、広告で一度や二度見たことがあるフレーズだと思います。
SNSインフルエンサーやユーチューバーに「提供」で商品を宣伝したもらうなど
商品の特徴が弱かったり競合多数時は著名人から「プッシュ」してもらう手法
にも使われます。
希少性の原理
限られたものほどほしくなるという心理。
最近でいうとコロナ禍で
トイレットペーパーがなくなると聞いて、
まだ家に在庫があるにもかかわらず購入してしまう、など。
需要より供給が少ないと価値が高く思える心理。
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