38. 販促・広告戦略~チラシ編~

元広告代理店勤務のmiyukiです。
#マーケティング入門 #はじめてのマーケティング #効果的なチラシ 
#広告戦略 #販売促進 #チラシ
 

さて、自営でも勤め先企業でも自分たちの商品を広く知ってもらわないと
売り上げにつながりません。


いまはSNSを使って広く知らせるのが手っ取り早い方法ではあります。

ですが、地方の小さなエリアで小さなコミュニティで商品を広げようと思うのであれば
いまはまだ「折り込みちらし」は有効です。
とくにコモディティ商品(日用品)を扱ったりするお店は「ちらし」は外せないと思います。


そこでもうすでに「チラシ折り込んでるよ」というあなたや
これから自営で起業する人へ、ぜひよんでいただきたい内容です。

実際に地方で行ったチラシ戦略を例にとって順序立ててご紹介します。


◆まずはじめに。

チラシを構成する際にはいろいろな切り口から入ります。
・売りたい商品を知らせるため
・季節の売りだしを行いたい
・在庫処分をしたい
・時流に乗って売り上げをあげたい

などありますが今回は1年を通した計画のたてかた、商品の選定のしかたなどを切り口を一例として挙げます。

「果たしてそのチラシで効果はあらわれますか?」


◆計画をたてる

チラシ(フライヤー)やリーフレットはキャッチコピーやビジュアル、中につめるコンテンツ、いろいろ考えなければいけないことがたくさんあります。

まず、チラシは

★テーマは?
★誰に
★何を伝え
★どこに(エリア)まく?

が基本です。


◆コンセプト

年間を通しての戦略(商品計画)は練られていますか?
1年を通して

春はなにをメインにして「売り」にしますか?
夏は?秋は?冬は?

それが決まれば、
テーマが決まります。

定番テーマとなりうる販促計画は

1・2月新社会人、新入学、転勤、引っ越しに関連する商品をメインに
3・4月春物おすすめ
5・6月春物クリアランス→夏物の先取りセール
7・8月お盆セール→夏物クリアランス
9・10月秋物おすすめ→秋物クリアランス
11・12月冬物おすすめ→冬物クリアランス→初売

ざっとこういう流れでいきます。

そこで、例えば6月のチラシをまこうとするときに
上記の戦略からいくと夏の先取りセールが目的となります。


・テーマ(コンセプト)を練る

突然ですが、コンセプトは

「夏の過ごし方の提案」

とすることにしましょう。


 なぜ上記のコンセプトにきまったのか、
考え方の流れを次に示します。

売りつくしではなく、夏の先取りなので、

 提案型ちらし となるわけです。


ではなにを提案するか?と考えます。

例えば、雑貨屋さんでは
かき氷機、ガラスの器、風鈴、てぬぐい、いろいろ商品があるわけです。

でも周りにたくさんの競合店があるとすると、
ふつうにガラスの食器を推したところで
おもしろくもなんともありません。

そこですこし視点をかえると、夏を過ごすというのは目に見えて涼しいだけが
夏の過ごし方ではないということに気づきます。





 ◆テーマを具現化する

そこで企画マンは考えるわけですよ。

うーむ・・・
うーむ。
夏の過ごし方の提案

涼し気な器ももちろん必要です。
イメージ創造のサブアイテムとして、センス、扇風機、
すだれ、もちろん必要です。
ですが、それはよその競合店もやっています。

USPを鑑み目玉企画とする。閃きも大切。
そこで企画マンはまたまた考えを巡らせます。

 ◆テーマ商品の決定

先日、とある街を散策中にあるおしゃれなものに出会ったことを思い出しました。

それは「南部鉄器の珈琲サーバー」

これを見たときは目が点 になりましたね。

すごくおしゃれなのです

おおよそ南部鉄器ではないんです(南部鉄器ですけど )


そこで閃きました。自店はもともとおしゃれな南部鉄器を扱っていましたので
(パン焼き器やカラフルな急須、炊飯器など)

夏の過ごし方の提案は南部鉄器をつかったものと決めることにしました。

これはよそではおそらくやりません。
南部鉄器をつかったアプローチ。


◆在庫確保とターゲット選定

と、ここでいったん自店の商品の確認をしておきます。
仕入れ先からコーヒーサーバーが仕入れられるのかどうか?
在庫は?を確認。

・ターゲット属性の設定

さらにターゲットの属性の設定をします。
南部鉄器は「炊飯器」でも有名になりました。
本モノを知っている人の年齢は幅広くなりました。
となると30代夫婦~がターゲットに策定されます。
(いまは海外の方に大変な人気です。海外の方へはSNSで広めましょう)

自店の商品と仕入れ先の確認、ターゲットが策定され
いよいよ南部鉄器をメインにおくことが固まりました。

自店ではもともと南部鉄器を扱っていたので、交渉したみたら
南部鉄器のコーヒーサーバーを自店におけることになりました。






◆キービジュアル
初夏の緑の青々とした木の下で
南部鉄器のサーバーで淹れた珈琲をいただく。
なんとも贅沢な時間。
   

はい、きまり!

イメージビジュアルがこれになります。
そうなれば、
『夏を快適に!summer sale』というタイトルになり、森林がキービジュアルに。

サブタイトルは
「初夏のさわやかな風を感じながら自分だけのティー(または珈琲)タイム」

となり、
南部鉄器のコーヒーサーバーや急須などを提案。
その周辺に、ティータイム関連グッズを配置。
今回の提案ちらしは「南部鉄器で自分時間」が主軸になりました。

そのほかは、定番の夏の商品で構成。
さて、ちらしのビジュアルが決まりました。

あとは文字の大きさ、キャッチコピーも重要になりますが、
それはまたの機会に書きます。


◆折り込みエリアを考える

次はいよいよ折り込み(配布)エリアです。
ターゲットが住んでいるエリアを中心に策定します。

今回のキーワードは珈琲と南部鉄器です。
ターゲットから推察すると
・お子様がたくさん住んでるエリア
・集合住宅
上の2つは範囲外にしたほうがいいかもしれません。
逆に
・富裕層エリア(高級住宅街や海外の人がたくさん住んでる街)
・男性が料理に目覚めてる街
に配布するのが効果的かと思います。


◆最終確認

チラシに必要最低限の情報が記載してあるか確認お店でなにを売っていて、どこにあるのかお知らせする必要があります。

重要なのは
お店がどこにあって
なにを売っている店なのか

これを知ってもらわなければチラシの意味がありません。

もう一度確認。
店名・ロゴ
住所・電話番号・マップ
営業時間
定休日

抜けていませんか?

さらにセール期間抜けていませんか?

チラシは一過性のものです。
見て気に入った商品やコメントがなければすぐゴミ箱行きです。
ですから、掲載商品構成をしっかり考えてくださいね。

そして何事も継続してはじめて効果が目に見えます。
1度行っただけで効果がないとあきらめずに

エリア
掲載商品
キャッチコピー
セール時期
配布時期
再検討してみてください。

さらにチラシだけではもちろん売上に直結しません。
ここでポイントになるのがメディアミクスです。
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