48.新型コロナ禍での戦略~東日本大震災後の販売を経験したマーケターがみるニューノーマル時代の戦略。

元広告代理店勤務のmiyukiです。
#ニューノーマル #非常時の戦略 #新しい生活様式  #新型コロナ
いよいよ東京でも200人超えです。新型コロナ感染者。
ビジネスとしては本腰いれて次の戦略を早急に練らねばならない非常事態です。

いまは非常事態ですが、このスタイルが今後のビジネスの流れの主軸になるのは
間違いありません。

マーケターがみる今後の戦略を書いていきたいと思います。

  企業はニューノーマルに寄り添うべきなのか

ニューノーマルとは新しい生活様式のことです。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、「新しい生活様式」として、一人ひとりが感染防止の3つの基本である
1.身体的距離の確保、2.マスクの着用、3.手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の対策を取り入れた生活様式を実践することが求められています。

消費者の生活様式がこのようにいやでも変化していくと
消費行動も当然ながら変容します。

企業としてはこの変容に寄り添い、消費者の「ためになる」商品開発
商品展開をしていくことが重要です。

そもそも商売とは需要と供給で成り立っています。

消費者がほしいとおもう商品の提供をするのが企業です。
いま必要なのはなにかリサーチし、必要であれば今様に自社商品に
多少手を加えてでも(利益が薄くなっても)市場にだす。

これが求められます。


企業は経済を回しお金を循環させる役目を担っています。

消費者はいくら新型コロナでニューノーマル生活になったとはいえ
生きていくために消費活動はします。

そこに焦点をあて販売スタイルも変える必要がでてくるでしょう。
企業は自社の技術、ノウハウを最大限に生かし
消費者の役に立つ情報、商品を発信するべきです。



  消費者の生活スタイルの変容

新型コロナでリモートワークが大半となりました。
消費者の生活圏域は大幅に変化。

・通勤がなくなった
・スーツなど着なくてよくなった
・外食がなくなった
・お茶する(カフェ)いかなくなった
・夜飲みのなくなった

通勤がなくなるということは交通機関の売上が減少します。
スーツを着なくてもいいということは靴も履かなくていいことになり
服飾業界が低迷します。美容院もです。
外食、カフェ、夜飲みなど飲食店は大打撃です。

日本国民がほぼ移動をしなくなったということは
上記以外にも
旅行代理店、旅グッズ店、船舶、飛行機、観光で生計をたてていた人たち
お土産店、ホテル、アミューズメントパークなども収入減です。

その反面、活況な業種もあります。
宅配(飲食、物販)、通販サイト、布、ミシン(マスク、エコバッグ作り)
自炊用器具、食材、キャンプ用品店など。

以上のように消費者の生活圏域が狭まりました。
会社にいかなくても仕事が回るということがわかり
リモート会議になり、嫌な人とも顔を合わせなくて済み、
日本古来の確認、承認のための印鑑押印もジョジョに消滅し、
簡素化が図られました。

これがニューノーマルの実態だと思います。



  ニューノーマル時代の予測

とにかく密を避けなければならない。
会議でも飲食店でも対面で正対しての着席は回避せよと言われています。


そこで密を避けるために
今後の移動は公共機関をつかわずとも移動できる
自家用車が売れていくのではないかと予測します。
そして自転車業界。
「個」として移動できる手段が求められます。


さらには服飾業界。
マスクしていよいよ熱中症の危険が高まります。
熱を逃す素材、デザインの衣服が売れ始めます。


そして宅配業界の変容
いまや希望すれば対面しなくても玄関先に荷物を置いていってくれます。
自宅に宅配ボックスがない人は駅やスーパーなどで設置されている
宅配ボックスがあります。
今まで伝票にサインでやり取りしていた宅配は形が変わってきます。


続いて飲食店。
テイクアウト、ドライブスルーが主流になり、
昔のように持ち込み容器に詰め替えるサービスが増えると予想。


販売店。
接客で販売していたお店はだんだんと
映像で商品をみせ、映像で接客し、購入もタッチパネル(非接触型)で操作
お買い上げのお店が増えていくでしょう。
これはもう何年も前から予想されていました。
参照▼


映画館、ここは縮小していくでしょう。
自宅でプロジェクターやスクリーンなどで映画を見る人が増えます。
映画館は今までとは違う付加価値を加える様式に変容しないと
時代に取り残されます。


  ニューノーマル時代の戦略

みなさんご記憶にありますか。
東日本大震災。
当時、私は東日本にある広告代理店勤務でした。

震災311から1週間後、当時担当していた大型家具百貨店をお見舞い&安否状況確認のため訪問。
店前及び裏のシャッターはおしまげられ中途半端にしか開いていません。

電力供給がおぼつかないため自家発電で
豆電球のような明るさの非常灯しかついておらず、商品は床に散乱。

ですが、床下も床上も浸水してはいなく地震による落下のみで
被害はとどまっておりました。
社員総出で掃除、商品の検品を行っていました。

それから3日ほど経った頃でしょうか。
百貨店社長より連絡がありました。

「大変だよ、うちとしては店内安全が確認できるまでオープンしないつもりが
お客様がおしよせて暗闇のなかお売りしたよ」と。

なにがおこっているのかと慌てて訪問しました。

浸水で自宅のふとんやカーペットなどが使えなく夜も眠れないと
被害にあわれた方々がシャッターをくぐって入店されたようでした。

暖をとるための毛布もものすごい勢いで売れていったようです。


広告代理店としても
このような状況でなにをどう売っていけばいいのか、
社内でも相当議論いたしました。

このときの広告展開などはまた後程、書きますが
だれも経験したことのない事態でのお店の在り方を
模索してお店と一緒に悩みくぐりぬけた記憶があります。

311の経験を踏まえ、非常事態時のお店の在り方は
消費者の困りごとをいちはやく解決する売り方や商品の取り揃える!
これしかありません。

そのためには今までの流通やフローでは到底まかないきれません。
コスト的にも時間的にも。

まずは社内整備。
ここは思い切って大きなシステム変更や無駄な手間のカットを
考え早急に対応するフットワークの軽さが必要です。

例えば
いままで商品を仕入れるために何人も何週間もかけて
決済をもらわなくてはいけないフローをやめてしまいましょう。

無駄な会議はやめて定時で終業にしましょう。

無駄な包装はやめて、無駄な袋を排除しましょう。

クレーム処理は大事ですが、無駄な時間と労力と精神的ダメージを
取り払うために無理難題クレームは弁護士にお任せしましょう。

などなど変革していくべきところがたくさん出てきます。


次に商品戦略。
ここは今までの経験を生かしたマーチャンタイザーやバイヤーの腕の見せ所です。
より早く、よりいいものをより適正価格で見つけ出し
仕入れられるか。

いっそのこと、在庫かかえなくてもいいのです。
売り切りでどんどん仕入れ、瞬時に完売していく方法をとったほうが
いいのです。

昨日まで布団が欲しかったのに3日すると今度は運動靴がほしくなるというふうに
非常事態時の消費者の困りごとは刻々と移り変わります。

災害で物流が滞っているとはいえ、今の時代はモノを運ぶ手段はたくさんあります。

一番わかりやすいのが
コロナ禍で騒がれたトイレットペーパーやマスクなど
3か月たったら普通に手に入り値崩れもおこしています。

瞬時に判断し瞬時に仕入れ、瞬時に売り切る、これが切り抜ける秘策です。



参考記事:

49.ニューノーマル 時代に生かす。東日本大震災直後の広告実態~目の当たりにしたマーケターの告白





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